写文セラピー(樺沢紫苑先生著)を買って、少しずつ進めています。
2週間目に入り、「今、ここ」に集中する癖がついた気がします。
効果あり、です。
・他人の目を気にしすぎない
・私がいまやるべきことは何かを考えるようになる
・思い煩いは、置いておく
・それは、それとする
こうした考え方が自然と身についてきています。
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写文セラピーは、「書くことで脳を整える」実践的なメンタルトレーニングです。
やり方はとてもシンプルで、著書の右側にある解説を朝読み(音読)、左ページに書き写す。その瞬間の気分・体調・出来事・考えを、評価せず、飾らず、ただ書き出すだけ。けれども、この“ただ書く”という行為が、想像以上に心に作用します。
そして、夜は再度、左ページに同じ文章を書き写す。最後に3行気づいたことをまとめる。
本書では、言葉にして書くことで感情が客観視され、思考の渦から一歩外に出られると説明されています。頭の中にある不安や迷いは、形がないから膨らみ続ける。けれど紙の上に置いた瞬間、それは「観察できる対象」に変わるのです。まさに、悩みを抱え込むのではなく、机の上に並べて眺める感覚です。
2週間続けてみて実感したのは、「感情の反応速度」がゆるやかになったことです。以前ならすぐに不安へ発展していた小さな出来事も、「いま私はこう感じているな」と認識するだけで終わることが増えました。これは、感情を言語化することで脳の整理機能が働き、過剰な反応が抑えられるからだそうです。
また、書く行為は「今の自分」を定点観測する作業でもあります。過去の後悔でも未来の心配でもなく、いま何をしているのか、何を感じているのかを確認する。その繰り返しが、自然と現在への集中力を高めていきます。意識を未来へ飛ばして消耗する時間が減り、行動に使えるエネルギーが増えていく感覚があります。
さらに興味深いのは、「変えられないこと」と「今できること」の区別がはっきりしてくる点です。書いてみると、悩みの多くはすぐに解決できないものばかりだと気づきます。でも同時に、「じゃあ今日は何をしようか」と視点が動く。これは思考停止ではなく、現実的な行動への切り替えです。
続けるほど、心は劇的に変わるというより、「整う」という表現がしっくりきます。大きな覚醒ではなく、小さな安定の積み重ね。静かだけれど確かな変化です。
書くことで自分の内側に余白が生まれる。余白があるから、今に集中できる。写文セラピーは、特別なことをしなくても心は落ち着いていくのだと教えてくれる習慣です。最後まで続ける。