シジュウカラの社会note

会計事務所勤務。税理士試験簿記論・財務諸表論・国税徴収法合格。税法免除大学院に進学中。元農業新聞記者。 本ブログでは、社会人として税理士資格取得を目指す過程や大学院での学び直し、会計・税務の実務に関するリアルな体験を発信しています。 仕事・育児・学業を両立しながら学ぶ中で感じたことや、これから社会人で資格取得や大学院進学を考えている方の参考になる情報を届けていきます。

大学院の講義が開始・参加型授業へのマインドセット——「受け身」では通用しない学びの現場

 

大学院の講義がいよいよスタートしました。事前にある程度の覚悟はしていたつもりでしたが、実際に受けてみてまず感じたのは、「思った以上に能動的なアクションが求められる」という点です。学部時代や資格試験の勉強とは明らかに異なり、「ただ聞いていればいい」という時間はほとんどありません。

むしろ、講義の中でどれだけ自分の頭を使い、発言し、場に関与していくかが問われている——そんな空気を強く感じています。

マーケティング講義で感じた“参加型”のリアル

特に印象的だったのが、マーケティングの講義です。この授業では、事前に教科書を読み込んでおくことが前提になっています。そして講義は、その内容をなぞる形では進みません。

教員はテキストに書かれているテーマを素材として取り上げながら、

「実際にこういう事例ってありますか?」
「身近なもので当てはめるとどうなりますか?」
「この理論、現場で使うとしたらどんな場面でしょう?」

といった問いを、1回の講義で4〜5回は投げかけてきます。

つまり、講義とは「説明を受ける場」ではなく、「問いに対して考え、答えを出し、共有する場」になっているのです。

このスタイルに最初は少し戸惑いました。頭では理解していても、実際にその場で発言するとなると、想像以上にハードルが高い。特に、他の受講生も社会人として経験を積んでいる方が多いため、「浅いことを言ってしまったらどうしよう」と考えてしまう瞬間もあります。

間違ってもいいから、とにかく手を挙げる

ただ、ここで立ち止まっていては何も得られません。むしろ重要なのは、「間違ってもいいから発言すること」だと感じています。

大学院の講義は、正解を当てる場ではなく、「思考のプロセスを鍛える場」です。完璧な答えである必要はなく、自分なりに考えたことを言語化すること自体に意味があります。

そのため、私はとにかく挙手することを意識しています。

・自信がなくても手を挙げる
・途中までしか整理できていなくても話してみる
・他の人の意見に乗っかってでも発言する

こうした小さなアクションを積み重ねることで、少しずつ「発言することへの抵抗感」が薄れてきているのを感じます。

うまくいかなかった最初の発言

とはいえ、すべてが順調というわけではありません。実は、講義の中で一度、挙手して指名されたにもかかわらず、うまく話せなかった場面がありました。

原因は単純で、「挙手のやり方」と「マイクの操作」を間違えてしまったのです。

オンラインと対面が混ざったような環境の中で、発言のタイミングや操作方法に慣れていなかったこともあり、せっかく当ててもらったのに、スムーズに話し始めることができませんでした。結果として、焦ってしまい、伝えたい内容も十分に表現できずに終わってしまいました。

正直、かなり悔しかったです。

ただ、この経験は決して無駄ではないと感じています。むしろ、「発言する準備は内容だけでなく、環境面も含めて必要」という重要な気づきを得ることができました。

発言力は“スキル”であり、鍛えられるもの

今回の経験を通じて感じたのは、発言する力はセンスではなく「スキル」だということです。

・話す内容を簡潔にまとめる力
・タイミングよく手を挙げる判断力
・落ち着いて話し始めるための準備力
・オンライン環境での操作スキル

こうした要素が組み合わさって、初めて「うまく発言できる状態」が作られます。

そしてこれらは、繰り返し実践することで確実に改善できるものです。

最初から完璧にできる人はいません。だからこそ、失敗を前提にして数をこなすことが大切だと感じています。

受け身からの脱却が最大のテーマ

大学院の講義を受け始めて、改めて実感しているのは、「受け身では何も得られない」ということです。

これまでの学習では、どちらかというと「与えられたものを理解する」ことが中心でした。しかし今は、「自分から関わりにいく」姿勢が求められています。

・予習してきた内容をどう使うか
・問いに対してどう考えるか
・他人の意見をどう咀嚼するか
・自分の言葉でどう表現するか

こうした一つひとつの積み重ねが、学びの質を大きく左右していると感じます。

これからのスタンス

今後の講義に向けて、意識していきたいことはシンプルです。

「とにかく場に参加すること」

完璧な発言を目指すのではなく、まずは関わること。そこから徐々に質を高めていけばいい。

最初のうちは、ぎこちなくてもいいし、うまく話せなくてもいい。ただ、その経験が確実に次につながっていきます。

大学院という環境は、知識をインプットする場であると同時に、「自分の考えをアウトプットする訓練の場」でもあります。この機会を最大限に活かすためにも、積極的に手を挙げ、発言し、場に関与し続けていきたいと思います。

まだ始まったばかりですが、このスタイルに慣れてきたとき、自分の成長をはっきりと実感できるはずです。その日を楽しみにしながら、一回一回の講義にしっかり向き合っていきます。