大学院の講義がいよいよスタートしました。事前にある程度の覚悟はしていたつもりでしたが、実際に受けてみてまず感じたのは、「思った以上に能動的なアクションが求められる」という点です。学部時代や資格試験の勉強とは明らかに異なり、「ただ聞いていればいい」という時間はほとんどありません。
むしろ、講義の中でどれだけ自分の頭を使い、発言し、場に関与していくかが問われている——そんな空気を強く感じています。
マーケティング講義で感じた“参加型”のリアル
特に印象的だったのが、マーケティングの講義です。この授業では、事前に教科書を読み込んでおくことが前提になっています。そして講義は、その内容をなぞる形では進みません。
教員はテキストに書かれているテーマを素材として取り上げながら、
「実際にこういう事例ってありますか?」
「身近なもので当てはめるとどうなりますか?」
「この理論、現場で使うとしたらどんな場面でしょう?」
といった問いを、1回の講義で4〜5回は投げかけてきます。
つまり、講義とは「説明を受ける場」ではなく、「問いに対して考え、答えを出し、共有する場」になっているのです。
このスタイルに最初は少し戸惑いました。頭では理解していても、実際にその場で発言するとなると、想像以上にハードルが高い。特に、他の受講生も社会人として経験を積んでいる方が多いため、「浅いことを言ってしまったらどうしよう」と考えてしまう瞬間もあります。
間違ってもいいから、とにかく手を挙げる
ただ、ここで立ち止まっていては何も得られません。むしろ重要なのは、「間違ってもいいから発言すること」だと感じています。
大学院の講義は、正解を当てる場ではなく、「思考のプロセスを鍛える場」です。完璧な答えである必要はなく、自分なりに考えたことを言語化すること自体に意味があります。
そのため、私はとにかく挙手することを意識しています。
・自信がなくても手を挙げる
・途中までしか整理できていなくても話してみる
・他の人の意見に乗っかってでも発言する
こうした小さなアクションを積み重ねることで、少しずつ「発言することへの抵抗感」が薄れてきているのを感じます。
うまくいかなかった最初の発言
とはいえ、すべてが順調というわけではありません。実は、講義の中で一度、挙手して指名されたにもかかわらず、うまく話せなかった場面がありました。
原因は単純で、「挙手のやり方」と「マイクの操作」を間違えてしまったのです。
オンラインと対面が混ざったような環境の中で、発言のタイミングや操作方法に慣れていなかったこともあり、せっかく当ててもらったのに、スムーズに話し始めることができませんでした。結果として、焦ってしまい、伝えたい内容も十分に表現できずに終わってしまいました。
正直、かなり悔しかったです。
ただ、この経験は決して無駄ではないと感じています。むしろ、「発言する準備は内容だけでなく、環境面も含めて必要」という重要な気づきを得ることができました。
発言力は“スキル”であり、鍛えられるもの
今回の経験を通じて感じたのは、発言する力はセンスではなく「スキル」だということです。
・話す内容を簡潔にまとめる力
・タイミングよく手を挙げる判断力
・落ち着いて話し始めるための準備力
・オンライン環境での操作スキル
こうした要素が組み合わさって、初めて「うまく発言できる状態」が作られます。
そしてこれらは、繰り返し実践することで確実に改善できるものです。
最初から完璧にできる人はいません。だからこそ、失敗を前提にして数をこなすことが大切だと感じています。
受け身からの脱却が最大のテーマ
大学院の講義を受け始めて、改めて実感しているのは、「受け身では何も得られない」ということです。
これまでの学習では、どちらかというと「与えられたものを理解する」ことが中心でした。しかし今は、「自分から関わりにいく」姿勢が求められています。
・予習してきた内容をどう使うか
・問いに対してどう考えるか
・他人の意見をどう咀嚼するか
・自分の言葉でどう表現するか
こうした一つひとつの積み重ねが、学びの質を大きく左右していると感じます。
これからのスタンス
今後の講義に向けて、意識していきたいことはシンプルです。
「とにかく場に参加すること」
完璧な発言を目指すのではなく、まずは関わること。そこから徐々に質を高めていけばいい。
最初のうちは、ぎこちなくてもいいし、うまく話せなくてもいい。ただ、その経験が確実に次につながっていきます。
大学院という環境は、知識をインプットする場であると同時に、「自分の考えをアウトプットする訓練の場」でもあります。この機会を最大限に活かすためにも、積極的に手を挙げ、発言し、場に関与し続けていきたいと思います。
まだ始まったばかりですが、このスタイルに慣れてきたとき、自分の成長をはっきりと実感できるはずです。その日を楽しみにしながら、一回一回の講義にしっかり向き合っていきます。