昨日は台風でした。
ニュースでは強い雨と風が予想されていたので、その前に庭の青梅を収穫しました。
まだ少し早いかなと思う実もありましたが、自然は待ってくれません。
台風が来れば落ちてしまうかもしれない。
そう思い、今年の梅仕事を始めました。
収穫した梅の一部は梅シロップ用に冷凍し、一部は家の中で追熟させています。
熟したものはスモモのような芳香が出ます。
青かった梅が少しずつ黄色くなり、部屋の中に甘い香りが広がってきました。
この時間が私は結構好きです。
収穫して終わりではない。
ここからゆっくり熟していく。
完熟したものを梅ダージリンに仕込みました。ピュレにもし、朝食のヨーグルトに入れて食べています。
(参照)今井先生のレシピが好きで、こちらの本を買いました!
スーパーで買えば数百円で済むものです。手間だけを考えれば、買った方が早いかもしれません。
それでも私は毎年、この梅仕事を続けています。
なぜだろう。
そんなことを考えていたとき、ふと気づきました。
梅仕事は、いまの私の人生そのものだな、と。
すぐに結果が出るものは少ない
梅を収穫したその日に梅ダージリンは完成しません。
土鍋で煮て、待つ。
完熟梅も、煮てすぐにおいしくなるわけではありません。
少し時間を置いた方が味がなじみます。
自然の営みは、人間の都合に合わせてくれません。
一方で、私は現在、税法大学院に通いながら税理士資格の取得を目指しています。
研究テーマは法人税法の寄附金。
判例を読み、学説を読み、文献を取り寄せ、少しずつ考えを整理しています。
しかし、文献を一冊読んだからといって研究成果が出るわけではありません。
判例を一つ読んだから結論が見つかるわけでもありません。
地味な作業の積み重ねです。
税理士試験も同じでした。
一日勉強しただけでは合格できません。
何年もかけて積み上げた先に、ようやく結果があります。
40代になると「投資」の意味が変わる
若い頃は投資というと、お金のことばかり考えていました。
株式投資。
投資信託。
NISA。
もちろんそれも大切です。
しかし40代になった今、投資の意味が少し変わりました。
私にとって最大の投資先は、自分自身です。
大学院の学費。
専門書。
国会図書館から取り寄せる論文。
決して安くありません。
それでも私は支払っています。
なぜなら、今すぐ回収できなくても、数年後に必ず自分の力になると思っているからです。
税理士資格も同じです。
受験勉強を始めた当初は、いつ合格できるか分かりませんでした。
それでも勉強を続けた結果、少しずつ資格という形になってきました。
まさに長期投資です。
子育てもまた長期投資
小学生の娘を育てていると、子育ても投資に似ていると感じます。
勉強を教えても、その場ですぐ成果が出るわけではありません。
生活習慣を整えても、翌日から劇的に変わるわけではありません。
それでも毎日声をかける。
一緒に考える。
見守る。
その積み重ねが数年後に形になるのだと思います。
親が焦っても仕方がありません。
梅がゆっくり熟すように、子どももまた自分のペースで成長していきます。
健康も複利でできている
最近は養生にも興味があります。
黒豆。
黒ごま。
梅。
ヨーグルト。
どれも一回食べたから健康になるものではありません。
毎日少しずつ続けるから意味があります。
運動も同じです。
私は長年ヨガを続けていますが、一回のレッスンで人生が変わるわけではありません。
しかし10年以上続けた結果、身体も考え方も大きく変わりました。
これもまた複利です。
持久戦を楽しむ
若い頃の私は、結果を急ぐタイプでした。
頑張ったのだから、すぐ成果が欲しい。
勉強したのだから、すぐ合格したい。
努力したのだから、すぐ評価されたい。
そんな気持ちが強かったように思います。
しかし40代になって分かったことがあります。
本当に価値のあるものほど、時間がかかる。
資格も。
研究も。
子育ても。
健康も。
すべて持久戦です。
そして持久戦で大切なのは、無理をして走ることではなく、途中でやめないことなのだと思います。
庭の梅は、今年も静かに実をつけました。
誰に見せるわけでもなく、焦るわけでもなく、ただ季節が来れば花を咲かせ、実を結びます。
そんな梅を見ながら、私もまた焦らずに進もうと思いました。
税理士資格も、大学院の研究も、子育ても。
