職場で新しい組織図が発表されました。
10月から新しいリーダーに代わるため、引継ぎが始まりました。
私は組織図から外れたわけではありません。今後も担当業務を持ち、顧問先対応なども続けていきます。ただ、管理職やリーダーとしてのキャリアとは別の道を歩いていくことが、より明確になりました。
少し前の私なら、きっと気になっていたと思います。
「なぜ私ではなかったのだろう」
「もっと頑張れば違ったのだろうか」
そんなことを考えていたかもしれません。
しかし今回は不思議と違いました。
なぜなら、私はすでに別の選択をしていたからです。
それが、時短勤務でした。
時短勤務で失ったもの
私は今年から勤務時間を短縮しました。
その結果、毎月の給料は減ります。
おそらく月に3,4万円程度。年間で考えれば40万円ほどになります。
決して小さな金額ではありません。
大学院の学費もありますし、娘の教育費もあります。物価も上がっています。
お金の不安がゼロかと言われれば、もちろんそんなことはありません。
また、時短勤務を選んだことで、組織の中での役割も変わります。
昇進の機会はなくなりました。
表面的に見れば、「給料が減った」
「キャリアアップの機会が減った」
という話です。
しかし最近、私は別の見方をするようになりました。
私は何を買ったのだろう
「人的資本への投下」?
お金を使うことには、消費と投資があります。
その場で終わる消費も必要です。
しかし人生を長い目で見たとき、自分の能力や経験に投資することは大きなリターンを生む可能性があります。
そう考えると、時短勤務で減った給料は、単なる損失ではありません。
私はお金で時間を買ったのです。
では、その時間で何をしているのでしょうか。
大学院で研究をしています。
税法の裁判例を読み込んでいます。
ブログを書いています。
AIの活用方法を試しています。
税理士資格取得に向けて学んでいます。
娘と話をする時間も増えました。
どれもすぐに収入になるものではありません。
しかし、将来の選択肢を広げる活動です。
未来への投資時間を買ったのだと感じています。
『7つの習慣』の第二領域
ここで思い出したのが、『7つの習慣』です。
この本では、人生の活動を4つの領域に分けています。
その中でも重要なのが、
「重要だが緊急ではないこと」
いわゆる第Ⅱ領域です。
例えば、
勉強
読書
健康づくり
人間関係づくり
将来のための準備
などです。
これらは今日やらなくても誰にも怒られません。
締め切りもありません。
上司から催促されることもありません。
だから後回しになりがちです。
しかし、長い人生で見ると、この第Ⅱ領域こそが人生を大きく変えていきます。
私にとっての第Ⅱ領域は、
税理士試験
大学院での研究
AI活用の勉強
ブログ発信
健康管理
娘との時間
です。
どれも今すぐ成果が出るものではありません。
しかし5年後、10年後には大きな差になるはずです。
組織の評価と市場の評価
最近、私は「市場評価」という言葉をよく考えています。
会社の中で評価されることは大切です。
私も会社員ですから、その価値はよく分かります。
しかし会社の評価だけが人生の評価ではありません。
税理士資格を取ること。
研究を積み重ねること。
AIを使いこなせるようになること。
ブログを通じて発信すること。
これらは会社の外でも通用する力です。
会社の中での役職は、その会社のルールの中で決まります。
一方で、市場評価はもっと広い世界で決まります。
どちらが良い悪いではありません。
ただ、私は45歳になって、自分がどちらにより時間を投資したいのかが見えてきました。
組織の階段を上る人がいる。
専門性を磨く人がいる。
独立を目指す人がいる。
研究の道を進む人がいる。
それぞれ違うだけです。
選択肢は人生の資産
私は以前、お金そのものを増やそうとしていました。
もちろん今でもお金は大切です。
しかし最近は、お金以上に大切なものがあると感じています。
それは選択肢です。
税理士になる選択肢。
大学院を修了する選択肢。
自分の事務所を持つ選択肢。
AIを活用して新しい仕事をつくる選択肢。
発信を続ける選択肢。
これらは一朝一夕では手に入りません。
第Ⅱ領域への地味な投資の積み重ねによって少しずつ育っていくものです。
だから今の私にとって、時短勤務は単なる労働時間の短縮ではありません。
未来の選択肢を増やすための戦略です。
おわりに
時短勤務によって、給料は減りました。
組織の中での立場も少し変わりました。
でも、その代わりに手に入れたものがあります。
それは時間です。
そして、その時間を使って育てる選択肢です。
45歳になった今、私は思います。
人生はいつからでも変えられる。
ただし、そのためには「重要だが緊急ではないこと」に時間を使う覚悟が必要なのだと。
時短勤務で減ったのは月3、4万円。
でも増えたのは、未来の可能性でした。
私は今日も、第二領域への投資を続けていこうと思います。
税理士試験の勉強も、大学院での研究も、ブログの発信も、すべて第二領域です。
今日やらなくても誰も困らない。でも、第二領域は人生戦略として超重要なのです。
今日は、副業先の経理教育サービスの最終日(対面指導)!
これも今月で終了です。学びのおおい時間でしたが、今後は私自身が独立へ向けた仕込みにこの時間を使っていきたいと思っています。
