全国模試、受験生の皆さま、お疲れ様でした!
自己採点をして、「思ったより点が取れなかった」「今年も厳しいかもしれない」と落ち込んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は私も、国税徴収法に合格した年、TAC・大原ともに全国模試はC判定でした。
もちろん悔しかったです。
「あと1か月で本当に間に合うのだろうか。」
そんな不安もありました。
しかし、今振り返ると、合格できた理由は模試の判定が良かったからではありません。
模試の復習の仕方を変えたことが、一番大きかったと思っています。
今日は、私が全国模試の後に実際にやっていた復習法を書いてみます。
「凡ミスでした」で終わらせない
模試の後、受験生からよく聞く言葉があります。
「凡ミスでした。」
確かに、本番でも模試でも凡ミスはあります。
しかし、私はこの言葉で復習を終わらせる人は、本試験ではなかなか点数が伸びないのではないかと思っています。
なぜなら、「凡ミス」という言葉では原因が分からないからです。
私は、間違えた問題を見たら、必ず原因を細かく分解しました。
例えば、
- キーワードが曖昧だったのか。
- 趣旨を理解できていなかったのか。
- 条文の要件を取り違えたのか。
- 計算手順を飛ばしてしまったのか。
- 問題文を読み違えたのか。
- 時間配分の問題だったのか。
ここまで掘り下げて初めて、「次に何をやるべきか」が見えてきます。
つまり、「凡ミス」を「改善できる課題」に変えるのです。
開くのは新しい問題集ではない
原因が分かったら、私は新しい問題集には手を出しませんでした。
開いたのは、
基本テキストと理論集です。
間違えた論点について、
「なぜそうなるのか。」
をもう一度確認します。
特に理論は、
① 趣旨
② 落としてはいけないキーワード
この二つを徹底的に確認しました。
キーワードだけを暗記すると、本番では少し聞かれ方が変わっただけで書けなくなります。
一方で、趣旨まで理解していると、自分の言葉で論理を組み立てやすくなります。
だから私は、理論集を眺めるだけではなく、テキストに戻って「なぜこの制度があるのか」を確認するようにしていました。
遠回りに見えますが、この時間が本試験では大きな差になったと感じています。
模試は弱点を教えてくれる教材
私は模試を、
「合否を決める試験」
とは考えませんでした。
むしろ、
「本試験までに伸ばせる論点を教えてくれる教材」
だと思うようにしました。
模試で間違えた論点は、本試験までにまだ伸ばせます。
逆に、模試で正解した問題でも、曖昧な理解のまま正解しただけなら危険です。
だから私は、
「この論点なら本試験までに完答できる。」
そう思ったものから優先的に潰していきました。
C判定だったから落ち込むのではなく、
「まだこれだけ点数が伸ばせる。」
そう考えるようにしたのです。
本試験は100%の力は出しにくい
もう一つ、私が意識していたことがあります。
それは、
本試験では普段の100%の力は出ないかもしれない
ということです。
よく、本試験では普段の7〜8割程度しか実力を発揮できないと言われます。
緊張。
試験会場の独特な空気。
周囲の受験生。
暑さ。
眠気。
時間への焦り。
こうした環境の変化が、普段どおりの力を出せなくするからです。
だから私は、
普段の勉強では120%を目指そう
と思っていました。
理論は、多少緊張しても最後まで書き切れるくらい覚える。
計算も、多少焦っても解けるくらい手順を身体に染み込ませる。
つまり、
本番で80%しか出なくても合格点に届く土台を作る。
その意識で毎日勉強していました。
土台を補強する直前期
直前期は、新しい知識を増やす時期ではありません。
土台を補強する時期だと考えます。もちろん過去問は大事ですけれど。
雨が降っていても。
暑くても。
前日に眠れなくても。
多少体調が悪くても。
本試験でそのような状態で向かったとしても、それでも書ける。
それでも解ける。
そんな状態まで基本を仕上げることが、最後の1か月の役割だと思います。
だから私は、模試で間違えた論点こそ、基本テキストと理論集に戻って確認しました。
焦って新しい問題集を増やすより、何倍も効果がありました。
最後に
私は国税徴収法に合格した年、TAC・大原ともに全国模試はC判定でした。
決して順風満帆ではありませんでした。
それでも逆転できたのは、「判定」を見て一喜一憂するのではなく、「原因」と向き合ったからだと思っています。
模試は、あなたを評価するための試験ではありません。
本試験までに何を補強すべきかを教えてくれる試験です。
もし今回、思うような結果でなかったとしても、「凡ミスでした」の一言で終わらせないでください。
その一問を、
なぜ間違えたのか。
何が足りなかったのか。
どうすれば本試験で確実に得点できるのか。
そこまで掘り下げて、基本テキストと理論集に戻る。
その積み重ねが、本試験当日の1点、2点を生みます。
そして、その1点が、合否を分けることもあります。
全国模試はゴールではありません。
本当の勝負は、今からだと感じています。
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